ゆくゆくは私は夫の両親と同居しなければいけません。夫の両親は夫婦揃ってマラソン大会に出るような健脚夫婦なのですが、どんな健康な人にも老いはやってきます。そうなった時、介護するのは当然私になるのでしょう。今でこそ、車をちょっと走らせれば気軽に遊びに行ける距離に住んでいる義両親で、幸いにも同居は強制されていない訳ですが、同居となったら四六時中顔を合わせなければいけませんし、介護しなければならないとなったらそれ以上の精神的ストレス、身体的ストレスに悩まされる事になるのでしょう。
好きになって一緒になった夫の両親だから、介護したくないなんて言ったら罰が当たるのでしょう。私はおおっぴらにはそんな事を言ってはいけない事をわかっているので、ここでこうして愚痴をこぼしているのです。同居が嫌だなんて事も、今更夫に言った所で同居しなくてよくなる訳でもありません。
夫は実家を建て替える気満々で、その為に給与天引きの財形貯蓄も始めたようです。住宅の内覧会などにも定期的に足を運び、それを意気揚々と義両親に話す夫。夫の未来は明るいかもしれませんが、私の未来は決して明るくありません。こんなことを言っている私は我儘でしょうか…。